二日酔いになってしまったらどうする?

二日酔いになってしまうのは仕方ない

朝起きた途端襲ってくる二日酔い……最悪な気分になってしまいます。

吐き気、むかつき、頭痛、めまい、食欲不振など、人によって症状は様々ですが、それも全部体内に残ったアセトアルデヒドの仕業です。

一刻も早く爽快な気分を取り戻すためには、体内のアルコール成分の排出を促すより他ありません。

今日はそんな厄介な二日酔いになってしまった場合の対策について考えてみます。

効果的な二日酔い対策

代表的な二日酔い対策は以下の3点になります。

  • スポーツドリンクを飲む
  • しじみの味噌汁を飲む
  • 梅粥を食べる

ポカリスエットやアクエリアスなどのスポーツ飲料は、運動した際に、水分と同時にナトリウムなどのイオンも失われた状態の身体に水分補給をするのに効果的なドリンクです。

この効果は飲酒後の身体も同じなのです。

アルコールの分解に疲れた身体は、水分とイオンとを失った状態ですので、ミネラルウォーターよりは、人の水分の組成に近いスポーツドリンクを飲んだ方が、水分補給に効果を発揮します。

ナイトワークでお酒をよく飲む人は、自宅にスポーツドリンクを常備しておくといいかもしれません。

二日酔いを感じたらすぐに飲みましょう。

「飲んだ翌朝にはしじみの味噌汁」とは、昔から言われていることです。しじみに含まれるオルニチンや亜鉛・鉄分などは、肝機能を助け、二日酔いに効果的であることは、近年の研究からも明らかになってきています。

二日酔いで食欲がなくても、温かい味噌汁なら喉を通りやすいでしょう。実は優秀な発酵食品である味噌も、胃腸を正常に整える作用があります。

味噌汁を作っておく時間がなければ、フリーズドライやインスタントをストックしておくのもアリだと思います。

意外と効果があります。

食欲がなくても、梅干しを見るとちょっと食べたい気持ちが復活すると言う人も多いのでは?実はこれはお年寄りから伝統として伝わっている方法です。

梅干しに含まれるクエン酸は、疲労から身体を回復させてくれるはたらきを持っていますし、他にもピクリン酸という成分が、肝機能の活性化を助けます。

食欲に問題ないなら、梅干しのおにぎりでもいいでしょう。胃腸が疲れたと感じるなら、お粥と梅干しで食べると、お腹に優しいメニューとなります。

二日酔いで苦しくて、食欲がないまま食べずにいると、胃腸が動かず、アルコール分を含んだ消化物が排泄されず、良いことがありません。ですので出来るだけ食べて、毒物の排出を促すようにしましょう。